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AI活用

「うちみたいな小さな会社にAIは無理」は誤解。無料から始められるツールの選び方

AIに興味はあるけど、お金がかかりそう、専門家がいないと使えなさそう。そう思って手を出せていない中小企業は多いです。でも、その思い込みのせいで、差が広がり始めています。

東京商工リサーチが2025年7〜8月に実施した調査によると、生成AIを活用している企業の割合は大企業が43.3%、中小企業が23.4%で、約2倍の開きがありました。従業員10人未満の会社では、導入率は10%以下にとどまっています。

かわさき楽AIサポート(東京商工リサーチ2025年調査の解説)https://note.com/arukuwa/n/n9b2fd002b79d

一方で、実際に使い始めた会社の手応えは大きいです。OECDの調査では、日本でAIを活用している企業の63.3%が「AIが人手不足やスキル不足を補ってくれた」と答えていて、これは調査対象の7カ国の中で最も高い数字でした。使えば人手不足の助けになると分かっているのに、使い始める前の壁で止まっている。これが今の中小企業の実態です。

Takashi Kubo「生成AIと中小企業に関するOECDレポート」https://note.com/kubot7/n/na7f74ef742c8

その壁の正体は、たいてい「お金」と「使い方が分からない」の2つです。どちらも、実は思っているより低い壁です。

お金と使い方、どちらの壁も低い

まず、お金の話。AIは高いシステムを買わないと使えない、というのは誤解です。ChatGPTやClaude、Geminiといった生成AIは、無料の範囲でもかなりのことができます。文章を要約する、メールの下書きを作る、アイデアを出す。こうした日常の作業なら、無料プランで十分試せます。いきなり有料契約をする必要はありません。

次に、使い方。専門知識が要ると思われがちですが、今のAIは日本語で話しかけるだけで動きます。「この文章を短くまとめて」「お客様への返信を丁寧な言葉で書いて」と打ち込むだけです。プログラミングの知識は要りません。

目的を一つに絞って試す

選び方のコツは、目的を一つに絞って試すことです。あれもこれもと欲張らず、「まずは議事録だけ」「まずはメールの下書きだけ」と決めて、無料ツールで試す。うまくいったら使う場面を少しずつ広げる。この順番だと、失敗しても損がなく、自社に合うかを確かめながら進められます。

大事なのは、完璧に理解してから始めるのではなく、無料の範囲で一度触ってみることです。触ってみて初めて、自社のどの仕事に効くかが見えてきます。最初の一歩のハードルは、もう下がっています。

代表 喜連川慎也
喜連川 慎也(きれがわ しんや)
中小企業診断士 / 認定経営革新等支援機関
飲食チェーンで人手不足の店舗を10回立て直し、社内30店舗・社外40社以上の人手不足支援に携わってきました。AIと採用・定着の両面から、御社に最適な打ち手を提案します。代表プロフィールを見る →

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