パート・アルバイトが長く働き続ける職場の作り方|中小企業の人材定着
パートやアルバイトがすぐ辞める、という悩みを抱えている会社は少なくありません。ですが原因の多くは、雇用形態の問題ではなく、職場の環境と扱われ方にあります。
パートやアルバイトを採用するたびに、また辞めた、また採用しなければ、の繰り返しになっている。そのたびに一から教え直す手間で、教える側も消耗していきます。辞める理由を聞いてみると、「仕事が合わなかった」よりも、「職場になじめなかった」「何をすればいいか分からなかった」という声が多く出てきます。
パートが辞める本当の理由
給与が低いから辞める、というよりも、「いてもいなくてもいい扱いを受けている」「自分の仕事が何なのか分からない」「困ったときに誰に聞けばいいか分からない」という理由で辞めることが多いです。お金より、承認されているかどうか、つながりがあるかどうかが、続けるかどうかを左右します。これは、正社員でも同じです。
今日からできる3つのこと
まず、名前で呼ぶ。「ありがとう」「助かりました」を言葉にする。これだけで、「自分は役に立っている」という感覚が生まれます。次に、その人だけの担当(持ち場・責任)を作る。「あなたにしか頼めない仕事」があると、辞めにくくなります。最後に、月に一度でいいので、短い話し合いの場を作る。「大丈夫ですか?」「何か困ってますか?」この一言が、辞める前のサインに気づく機会になります。
仕組みにすれば、誰でも動ける
よく使う作業の手順を、簡単な文書や短い動画にしておくだけで、パートでも独立して動けるようになります。「教えてもらうのを待つ」状態から「自分で確認して進める」状態に変わります。教える側の負担が減り、新しいパートが入るたびに一から教え直す必要もなくなります。
「いてくれて助かる」を伝え続ける
パートやアルバイトが長く続くかどうかは、「ここにいる意味があるか」を感じられるかどうかで決まります。シフトが終わるときに「今日もありがとう」と一言かける。ミスがあったときだけ声をかけるのではなく、うまくいったときにも声をかける。これを習慣にするだけで、職場の雰囲気は変わります。管理より、感謝。そちらのほうが人は長く続きます。
パートが長く続く職場は、正社員も働きやすい職場です。仕組みと扱い方を少し変えるだけで、状況は変わり始めます。


