求人媒体に載せても応募が来ない。その前に、そもそも自社の存在が若い人に知られていない、という問題があります。AIを使って、SNSで採用の発信を続け、会社を知ってもらう方法を考えます。
「求人を出しているのに反応がない」とき、条件や媒体の前に、そもそも会社が知られていない可能性があります。とくに若い世代は、就職や転職を考えるとき、SNSや検索で会社の雰囲気を調べます。情報が何も出てこない会社は、候補にすら入りません。求人広告でいきなり「応募してください」と言う前に、普段から会社の様子を発信して、知ってもらう土台をつくることが大事です。これを採用広報と呼びます。
SNSの発信が続かない最大の理由は「何を書けばいいか分からない」「ネタが切れる」ことです。ここでAIが役立ちます。「うちは町工場で、若手社員が活躍している。採用向けに発信するネタを10個出して」と頼めば、投稿の案がいくつも出てきます。仕事の一場面、先輩社員の声、職場の雰囲気など、切り口を提案してくれます。文章の下書きも作ってもらえるので、ゼロから考える負担がなくなります。完璧を目指さず、まずは続けることが認知につながります。
採用の発信で大事なのは、立派に見せることより、ありのままを伝えることです。仕事の様子、働く人の表情、職場の何気ない一コマ。こうした飾らない情報のほうが、求職者には「ここで働くイメージ」が伝わります。入社後に「思っていたのと違う」となる早期離職を防ぐ意味でも、良いところだけでなく実際の姿を見せることが信頼につながります。AIで下書きを作りつつ、写真や一言は自社の言葉で添えると、温度のある発信になります。きれいごとばかりの投稿より、現場のリアルな一場面のほうが、見ている人の心に残ります。
毎日投稿しようとすると、たいてい続きません。週に一回でも、続けることのほうが大切です。AIで月のはじめにネタをまとめて出してもらい、ストックしておけば、その都度悩まずに済みます。中小企業の採用は、すぐに結果が出るものではありませんが、発信を続けるうちに「あの会社、いい雰囲気だな」と覚えてもらえます。まずは、自社の魅力になりそうな話題を3つ書き出し、AIに発信案を作ってもらうところから始めてみてください。
出典:厚生労働省「若年者雇用対策」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunensha/index.html
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