求人広告に頼らず人を集める|中小企業のお金をかけない採用法
求人広告にお金を使っても人が来ない。その前に、広告費をかけずに人を集める方法を試す価値があります。中小企業には、大手にはない強みがあります。
広告は、知らない人に広く知らせるのは得意ですが、お金がかかり、来た人が自社に合うとは限りません。一方、これから挙げる方法は、費用が少なく、自社に合う人に出会いやすいのが特徴です。
1. 今いる社員からの紹介
いちばん効くのが、今働いている社員に知り合いを紹介してもらう方法です。社員は、自社の雰囲気も仕事の中身も分かったうえで人を選びます。だから、入ったあとのミスマッチが起きにくい。紹介してくれた社員に少額のお礼を用意すると、協力が得やすくなります。まずは「いい人いない?」と一度声をかけるだけでも、動き出します。
2. 取引先やお客さんに声をかける
普段から付き合いのある取引先やお客さんは、自社のことをよく知っています。「人を探している」と伝えておくと、知り合いを紹介してくれることがあります。仕事ぶりを知っている相手からの紹介は、信頼の土台があるぶん、話が早く進みます。
3. 一度辞めた人に、また声をかける
家庭の事情などで辞めた人の中には、状況が変わって、また働きたいと思っている人がいます。仕事を一から教える必要がなく、性格も分かっている。会社にとっては、これ以上ない即戦力です。出戻りを歓迎していると伝えておくだけで、戻ってくる人がいます。
4. 自社のことを、普段から発信しておく
すぐに採用しない時期でも、どんな会社で、どんな人が働いているかを、SNSやホームページで見せておきます。応募を考えた人は、必ず会社のことを調べます。そのとき雰囲気が伝わると、応募の後押しになります。日頃の発信が、いざというときに効いてきます。
なぜ、紹介や出戻りは辞めにくいのか
広告で来た人は、給与や条件で会社を選んでいることが多く、よりよい条件があれば移っていきます。一方、紹介や出戻りで入った人は、もともと会社や働く人を知ったうえで来ています。だから、入る前と後のギャップが小さく、辞めにくい。採用にかかるお金が少ないだけでなく、辞めにくいぶん、採り直しの手間も減ります。長い目で見ると、いちばん割の合う集め方です。
お金をかけない採用は、すぐに大人数が集まるわけではありません。ですが、自社に合う人に出会いやすく、辞めにくい。まずは、社員に「知り合いにいい人いない?」と聞くところから始めてみてください。


