人が採れない。それなら、高校新卒の採用を考えてみませんか。高卒の人材は集めるのに工夫が要りますが、長く働いてくれる戦力として期待できます。大卒とは違う独自のルールと進め方を説明します。
高校生の採用は、大学生の就職活動とは仕組みが大きく違います。企業が学校や高校生に直接連絡を取ることは、原則できません。求人はハローワークに申し込み、確認を受けてから高校に届きます。応募も学校を通して行われます。さらに、最初の時期は一人の生徒が一社にしか応募できない一人一社制が原則です。これらは高校生を守るためのルールで、知らずに破ると採用活動そのものができなくなる恐れがあります。ルールを守らない会社は、学校からの信頼を失い、翌年から応募が来なくなることもあります。
高卒採用は、活動の時期が決まっています。求人の申し込みは夏前から始まり、生徒の応募や選考が始まるのは秋ごろです。地域によって日程が少し違うため、管轄のハローワークで確認しておくことが欠かせません。大卒のように自社の都合で前倒しすることはできません。早めに求人票を準備し、職場見学を受け入れる体制を整えておくと、生徒や学校に選んでもらいやすくなります。スケジュールを早い段階で社内に共有し、求人票づくりや見学の受け入れを計画的に進めましょう。
高校生は、限られた情報の中から応募先を選びます。求人票の内容と、職場見学での印象が、応募の決め手になります。仕事の内容、給与、休日、どんな先輩がいるかを、分かりやすく具体的に書くことが大切です。AIを使えば、固い言葉になりがちな求人票を、高校生にも伝わるやさしい表現に直せます。職場見学では、実際に働く様子を見せ、質問に丁寧に答える。これだけで、会社の印象は大きく変わります。
高校生は、初めて社会に出る人がほとんどです。入社後の不安は大きく、放っておくと早い時期に辞めてしまいます。最初の数か月は、教える人を決め、こまめに声をかける体制を整えておくことが欠かせません。厚生労働省は、高卒就職情報の提供サービスを通じて、採用のルールや手続きを案内しています。仕組みを正しく理解し、入社後の育成まで見据えて準備すれば、高卒採用は人手不足の有力な選択肢になります。年齢の近い先輩が一人いるだけでも、生徒は相談しやすく、職場になじむのも早くなります。
出典:厚生労働省「高卒就職情報WEB提供サービス」https://koukou.gakusei.hellowork.mhlw.go.jp/
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