国や自治体には、中小企業が使える補助金や助成金がいくつもあります。ただ、数が多すぎて、自社に合うものを見つけるだけでひと苦労。気づいたら締め切りが過ぎていた、ということも珍しくありません。AIを使って候補を絞る方法を考えます。
補助金や助成金は、国の制度だけでなく、都道府県や市区町村が独自に出しているものもあります。設備投資、IT導入、人材採用、賃上げなど、目的もさまざまです。種類が豊富なのはありがたい一方で、自社が対象になるものを探し出すのは骨が折れます。専門用語が多く、申請の条件も細かいため、読み解くだけで時間がかかります。忙しい中で後回しにしているうちに、使えたはずの制度を逃してしまう。そんな会社は少なくありません。
そこで役に立つのが生成AIです。自社の業種、従業員数、やりたいこと(例えば「製造設備を新しくしたい」「正社員を採用したい」)をAIに伝えると、それに近い制度の種類や、探すときのキーワードを整理してくれます。制度の概要をかみ砕いて説明してもらえば、自社に関係がありそうかどうかの当たりがつきます。ゼロから役所のサイトを読み込むより、ずっと取りかかりやすくなります。ただし、AIの回答は古い情報や思い込みを含むことがあるため、最後は必ず公式の情報で確かめてください。
補助金や助成金は、年度ごとに内容が変わったり、予算がなくなり次第終了したりします。AIが教えてくれた制度名をもとに、国の補助金を一覧で探せる「ミラサポplus」や、各省庁・自治体のサイトで最新の募集要項を確認するのが確実です。締め切りや必要書類、申請の要件は、必ず一次情報にあたってください。AIはあくまで、探す手がかりを得るための道具と考えるとちょうどよい距離感です。
申請書の書き方や、自社が本当に要件を満たすかどうかは、判断が難しいこともあります。商工会議所や、認定経営革新等支援機関に相談すると、申請のサポートを受けられる場合があります。まずはAIで候補をざっくりつかみ、有望なものが見つかったら専門家に相談する。この流れなら、情報探しの負担を抑えつつ、使える制度を取りこぼしにくくなります。補助金は、もらえること自体が目的ではなく、それを使って会社をどう良くするかが本来の狙いです。設備を新しくして生産性を上げる、採用や人材育成にあてて人手不足を和らげる。目的をはっきりさせてから探すと、自社に合う制度も見つけやすくなります。気になる設備投資や採用の計画があれば、一度AIに聞いてみることから始めてみてください。
出典:中小企業庁「ミラサポplus(中小企業向け補助金・総合支援サイト)」https://mirasapo-plus.go.jp/
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