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中小企業が最初に自動化すべき3つの事務作業|AIで残業を減らす方法

AI活用

AIで事務作業を減らすなら、毎日のように発生していて、やり方がほぼ決まっている仕事から手をつけてください。請求書づくり、問い合わせ対応、日報や議事録。この3つは多くの中小企業で同じように時間を奪っていて、しかもAIと相性のいい仕事です。

帝国データバンクの調査では、2025年10月時点で正社員の人手不足を感じている企業は51.6%でした。人を増やしたくても増やせない会社が、半数を超えているということです。だとすれば、今いる人数のまま仕事を回す工夫が要ります。その第一歩が、決まりきった事務作業をAIに渡すことです。

出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2025年10月)」

1. 請求書・見積書の作成

受注のデータさえあれば、そこから請求書を組み立てる作業は、ほぼ自動にできます。商品名・数量・単価を一覧にしておけば、AIが請求書の形に整え、宛名や日付も差し込みます。

ある製造業の会社では、毎月の請求書づくりに20時間以上かけていました。担当者が受注メモを見ながら、一件ずつ手で入力していたからです。これを、受注データから自動で組み立てる流れに変えたところ、作業は月3時間まで減りました。空いた時間は、入金が遅れている取引先への連絡など、人がやるべき仕事に回せます。

2. 問い合わせメールの一次対応

届く問い合わせの半分以上は、営業時間・在庫・納期といった、答えの決まった質問です。よくある質問と回答をAIに覚えさせておけば、こうした問い合わせには返信の下書きを自動で作れます。

担当者は、その下書きを確認して送るだけ。一から文面を考えていたときに比べて、返信までの時間が数時間から数分に縮みます。判断のいる込み入った相談にだけ、人が時間を使えるようになります。

3. 日報・議事録などの記録

打ち合わせの音声を渡せば、議事録の下書きが出ます。決まったこと、宿題、担当者を箇条書きに整理してくれます。日報も、その日やった作業を箇条書きで入れるだけで、文章の形になります。

白紙から書くのと、できあがった文章を直すのとでは、かかる時間も気の重さもまるで違います。記録を後回しにしがちな人ほど、楽になったと感じやすい作業です。

いきなり全部をやろうとすると、かえって続きません。今いちばん面倒だと感じている作業を、まず一つ選んでください。そこが、御社の自動化の入り口になります。

代表 喜連川慎也
喜連川 慎也(きれがわ しんや)
中小企業診断士 / 認定経営革新等支援機関
飲食チェーンで人手不足の店舗を10回立て直し、社内30店舗・社外40社以上の人手不足支援に携わってきました。AIと採用・定着の両面から、御社に最適な打ち手を提案します。代表プロフィールを見る →
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